パーティの案内状が届く。さあなにを着ていこうか…。このようになにを着るかについて悩まされるような催しには、服装を指定することを習慣づけたいものです。
明確な服装の種類を書かなければ、服装を指定したことにはならないにもかかわらず、「略礼服または平服を」などと、まるで意味をなさない書き方をした案内状をもらうことがよくあります。
服装を指定するには二つの目的があります。
一つは、なにを着るべきかについて出席者に要らざる心配をかけないようにするため。もう一つは、みんながフォームの揃った服装をすることで得られる、集まりの格調の高さを求めるためです。
服装指定が完璧に実施されるためには、厳密な前提条件があります。それは、服装が指定されている以上は、指定されたもの以外は絶対にだめ、別の装いをするなら欠席するほうが先方への礼儀であるということ。この考え方が社会通念として存在しなければ、大原則『みんなと同じ装い』をするための服装指定の意味がなくなってしまうのです。
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