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 県内外「火災事例」一覧
事例(14)                           令和4年11月21日

新潟県村上市工場火災(令和4年2月11日)

1 工場の概要
 (1)荒川工場F棟の概要
  ア 所在地: 新潟県村上市長政字上野63−1
  イ 用途:  菓子類の製造(製餅、生地切断、生地乾燥、焼・味付、包装を 含む全般の工程を担う)
  ウ 竣工:
エ 構造:
オ 建築面積:
カ 延べ面積:
2005年9月
鉄骨造2階建て
9,519.82u(倉庫棟含む)
9,859.71u(倉庫棟含む)
2 本件事故の概要について
(1) 全体概要 本件事故の全体概要は以下のとおりである。なお、消防及び警察による調査中の内容が含まれており、その結果により変更となる場合がある。
ア 


発災日時  
 出火 (不明)※ 本件事故の第1発見者が火災を目撃したのは2月11日23時40分頃であるが、当委員会ではその時刻よりも早い時点で出火していると推察している。
 ・

 ・
イ 
ウ 
エ 
 覚知 2022年2月11日(金)23時46分
 鎮圧 2022年2月12日(土) 8時45分
 鎮火 2022年2月12日(土)11時10分
出火場所 (調査中)
出火原因 (調査中)
被害状況 人的被害; 死亡者6名、負傷者1名 物的被害;Fスタジオ全焼
(2) 出火及び火災発見時の状況  火災の出火場所は現在、消防の調査中である。三幸製菓が実施した従業員ヒアリングに基づく証言資料によると、火災発見時の状況は以下のとおりである。(略)詳細は、消防による調査結果を確認した後に改めて当委員会でも議論を行う。
(3)
(4)
延焼の状況 延焼の状況は現在、消防の調査中である。(略)
事故原因について
  1直接原因
  2「犠牲者を出したこと」について 3火災が発生したことについて
3 おわりに
   本件事故の原因究明と再発防止策に重要なことは、三幸製菓が「自社の責任を自覚して、責任ある判断を自ら行う姿勢を持つこと」である。専門家による助言はあくまでも助言であり、当委員会の調査結果はあくまでも委員会調査結果である。最終的な責任は、会社が負うべきものであることを最後に申し添える。

資料出所;三幸製菓(株)「火災事故調査委員会から受領した 調査報告(1次報告)について」R4.5.31

【新潟日報デジタルプラス 2022/2/17(木) 22:56配信】
 令和4年2月11日(金・祝)午後11時50分頃、村上市長政(ながまさ)の三幸製菓荒川工場で火災を検知したと警備会社から110番通報があった。村上署によると工場内で5人が死亡し、安否不明の社員もいる。2月12日(日)午前11時過ぎに鎮火したが、製造ラインのある1棟を全焼。
 (略) 三幸製菓の関連工場では過去にも火災が頻発している。今回現場となった荒川工場では過去に8件発生。
 (略) 村上市消防本部は、荒川工場を対象に2年に1度、立ち入り検査を実施。直近の20年9月の検査では、避難誘導灯や自動火災報知器の一部作動不良などの不備があったが、工場側からは改修したとの報告書が提出されていたという。

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