●浜松アクトシティ 中ホール パイプオルガン水浸し(平成8年5月発生)
無資格者の作業が原因でスプリングクーラーが誤作動。3億円程の損害と報じられた。
県下随一の音響と格調高さを誇る施設の完成を喜ぶ間も無く、この事件が発生。ホールは長期にわたり閉鎖し、オープン後もパイプオルガンは修理になお長期の期間が必要であった。音楽フアンにとっては忘れられない事件であった。
この事例は、火災発生の事例ではないが、防火管理者に重要な事柄を示唆している。
大きな施設になればなるほど、管理は専門的になります。管理委託業者は、必要な資格者が雇用されている専門業者であって、下請に出すことなく、自らが責任を持って遂行できる業者でなければなりません。防火管理者には、このことをしっかりチェックしていただきたいのです。
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