1 日 時:令和6年10月4日(金) 午後2時〜3時30分
2 出張先:ホテルポートプラザちば 3F「ポートルーム」
3 出張要件:令和6年度「第1回官公需普及促進講習会」
4 内 容:参加者 十数名(zoomの参加もあり)
千葉県消防設備協同組合 理事、事務局 参加
<経緯>
千葉県中小企業団体中央会が主催する「官公需普及促進講習会」において、「地域一体となった提案型共同受注活動」 〜全国に例のない共同受注と配分、30年の実績〜 の講師として招かれました。
当日は秋晴れの爽やかな風が吹く中、会場のホテルポートプラザちば3階「ポートルーム」において、千葉県庁や千葉県消防設備協同組合をはじめ、千葉県中小企業団体中央会が呼び掛けた協同組合の方々など、総勢十数名が参加しました。
<講演内容>
先ず西川理事長から、当組合を設立した当時は、農業協同組合や森林組合、さらには生活協同組合などあらゆる業界に協同組合がありましたが、消防設備点検を行う業界では、業法に裏付けされた確固たる業界でないため、協同組合に関心が無かったこと。また、業界内では消防施設の点検を取り扱う業者だけでなく、資格者を有してない異業種等からの参入があり、低価格で受注したり、不適切な点検が横行するなど、業界の秩序が乱れていた状況であった。このような状況を脱却するには、立場に弱い中小企業が団結して協同組合を組織して、業界ルールの確立と経営を安定させ、業界の発展を目指すため、協同組合を設立した経緯を熱く語りました。
さらに、現在、当組合で実施している共同受注の流れや組合活動を詳細に説明した後、最後に組合の現在と今後の取組について語ったあと、参加者の皆様も当組合と一緒になって業法の取組を進めてほしいと期待して説明を終えました。
その後、会場から低価格を防ぐ対策や、組合運営についての質問があり、組合が取り組んでいる状況を説明しました。
<質疑応答>
Q1:印刷業も低価格の受注が続き、県内の中小企業者が疲弊している。特に千葉県は東京からの業者が参入している。どのような対策をしているのか
A1:本県も東部地域は関東エリアに近いことから、同様な事案も見受けらえる。県内で官公庁が発注する委託については、県内企業が受託しないと県内企業の活性化に繋がらない。このため、発注者側の資格要件に県内企業に限定するよう働きかけた。
Q2:組合を運営する経費はどのように調達しているのか、また、公共と民間の受注割合はどうなっているのか?
A2:組合を立ち上げた当初は、共同受注の物件が少なかったので、賦課金などを徴収していたが、現在は契約金額の10%を組合に、10%を幹事会社に支払っている。幹事組合は、この手数料で共同受注の配分や資料作成などを行っている。