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織機で経糸と緯糸を交差させて布を織ることを織布といいます。経糸を上下させ(開口)、緯糸を入れ(横入れ)、緯糸を打ち込む(おさ打ち)動作を繰り返して織物を作ります。コーデュロイ・別珍は、表面が緯糸で覆われた「パイル」織物です。 |
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▲織 布
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(苛性処理)……別珍のみ
パイル糸を切りやすくするために、苛性ソーダの液に浸ける作業を苛性処理といいます。 |
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▲コール天剪毛
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畝(山状)になっているパイル糸を中央でカットする工程を別珍では剪毛(せんもう)、コーデュロイではカッチングと呼びます。別珍は押切り法で1畝ずつ順次切っていく熟練した高度な技術を要する作業です。コーデュロイは、円形のカッターで全ての畝を同時に切っていきます。 |
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経糸に付けておいた糊を取り除く工程を糊抜きといいます。
酵素剤のはいった溶液で水洗いします。また、剪毛したパイルを解きほぐし、パイルを立たせることを解毛といいます。 |
▲毛 焼き
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無駄な毛やパイルの長さをそろえるため布の表面を焼く工程を毛焼きと呼びます。摂氏800度以上に熱したローラーに分速100mの速さで布の表面を接触させます。 |
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染色しやすいように、布の不純物や汚れを取り除くを精錬といいます。苛性ソーダや活性剤などの薬品を使います。その後で、繊維の天然色素などを取り除く工程を漂白と呼びます。漂白剤などを用いて布を白く晒します。 |
▲染 色
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布を1色に染めることを無地染めといい柄や模様に染めることを捺染(なせん=プリント)といいます。 |
布の幅を一定にしたり、布の表面につやを出す工程を整理加工と呼んでいます。 |
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