9月26日、本会主催の「組合事業承継アドバイザー養成講座」が開講しました。
この事業は、本会が今年度から5年間を事業承継に対する集中支援期間における取り組みの一環として、組合事務局の方々を対象に行っているものです。
第1回講座では、初めに清水港木材産業協同組合 代表理事 福島 覚氏より、「事業承継体験と組合による事業承継支援」と題して講話をいただきました。お父様の急逝により23歳で社長に就任し事業を継いだご経験や、組合員企業の事業承継に対して事務局とともに支援した事例を踏まえて、事業承継における組合事務局の重要性を説かれました。
続いて、「組合内での事業承継の現状と課題」をテーマに、参加者が4グループに分かれて自らの組合における取り組みや問題点を中心に意見を交換。「組合員企業の事業承継に関する情報が把握しにくい」「組合員企業内部の問題にどこまで入り込んでよいか分からない」などが述べられました。
最後に「事業承継支援者としての心構え」と題して、静岡ビズコネクトセンター 財務コンサルティング事業部長の山部 哲様より中小企業の事業承継の現況、そして支援機関の対応状況と課題についてお話しいただきました。
山部氏は「事業承継の対応策は、将来起こりうる可能性がある潜在的リスクをいかに把握するかが大切である」ことを強調されました。
この講座は全4回。第2回目からは東部・中部・西部の県下3地区で開催します。